効率の良い暗記方法

受験時代を振り返って、やっておけば良かったことのひとつに、暗記の仕方があります。
 
例えば参考書1冊を覚えるときに、当時はそれこそ1ページ目から細部に至るまで暗記するという方法を実践していたのですが、今思うとこの方法はあまり効率的ではありませんでした。
 
もし今同じように何かを覚える必要性があるとしたら、まずその1冊を最初からラストまで通読します。意識的に暗記するといった姿勢はとらず、まず軽く流れを追う程度で取り合えず読み終えます。そしてそれを3回ほど繰り返してから、細部の暗記に入ります。
 
そもそも何かしらひとつのことを覚える場合、他の物事と関連させたほうが暗記しやすいという原則があります。
 
上記のように3回通読することで、全体から見た部分を把握、そして比較しやすくなり、自然に関連性を持つことができるのです。例えば日本史でしたら、各時代によって政治機構が異なりますが、鎌倉時代の政治システムを暗記する際、自然に室町や江戸時代との比較をおこなうことができ、それがそのまま覚えやすさに繋がります。
 
まずは全体を把握、その次に部分。これが自分の暗記方法です。
 
以上、本日は暗記ノウハウについて述べてみました。